SKEATS™ Glide Fins フィールドレポート(Happy Hour 大島司)

大島司

Happy Hour 主催
日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅡ・スキーガイドステージⅠ
Vector Glide ライダー

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SKEATS™

- プロフィール -
生まれも育ちも群馬県伊勢崎市。現在北海道旭川市在住。物心ついた頃から他人の言うことを聞くことなく、すくすくと育ち常に自分を信じて前進中。とりわけ滑ることに執着し、理想とする滑りを追い求めいる。元群馬県警察山岳警備隊。30才でドロップアウト。北海道に移り住み、ニセコの Powder Company Guides に所属しガイド業を行う。メインはテレマークスキー。日本で1番テレマークスキーがうまいと思い込んでいる幸せ者。趣味はアルペンスキー、スノーボード。

- SKEATS™ Glide Fins フィールドレポート -
「一直線な男気 Hike Line」

あれは確か2022年の4月19日だったと思う。街中の雪も溶け、里山ではアイヌネギの収穫の最盛期だった。前日の天気予報では 1,500m 以上で 15cm の降雪が見込まれていた。パウダー用のワックスをかけて早々に就寝、その日に備えた。が、俺は寝坊。出発が30分遅れ。

やっちまった〜。

法的速度ギリギリで飛ばしたが、黒岳ロープウェイの始発便には乗る事が出来なかった。次の便は20分後、最悪だった。速攻で歩き出すが先行者は10名以上。第2便にも10名以上でライバル多すぎ。

そこで俺は SKEATS™ Glide Fins に全てをかけた。


ファーストを取るにはもうジグ切ってる暇は無く、直登するしか無かった。標高差 700m、Max 斜度 35°、下地はザラメ、24h 降雪 20 - 30cm。普通ならアズルところを待ったくアズらず(*「あずる」北海道弁で「スリップする」の意味)、先行者10名を抜き去りファーストを取る事が出来た。1か月ぶりのパウダーは最高に気持ちよかった。

黒岳を一度もジグを切らずに登ったのも初めてだった、Max 35°の直登、旧雪と新雪の結合が非常に悪く登り辛い雪質。この条件下で直登出来たのは間違い無く SKEATS™ Glide Fins のおかげだ。

ここまで信頼出来て、且つコンパクトで値段も良い感じなアイテムは他には無い。春の微妙なハイクアップに欠かせないアイテムの一つとして今では常にザックにしまっている。

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